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改革主義者のたそがれ(3)
2008-07-15-Tue  CATEGORY: 未分類
バトル・ロワイアル

産経の社説はこの様に言う。

国交省は昨年、東京を含む全国の半分以上の地域で相次ぎ値上げを認めたが、その最大の理由も乗務員の待遇改善だとされた。
 ところが結果はどうだったか。値上げを上回る客足の落ち込みにより、乗務員の収入はむしろダウンしている。それでも台数が減らないのは、歩合制が主流のいびつな給与体系と、人件費が総費用の7割を占めるというタクシー事業の特殊事情があるためだ。
 車両の調達・管理コストの比率が低い分、事業者は売り上げ減には増車で対抗しようとする。結果的に乗務員の待遇はますますしわ寄せを受ける構図である。
 本来、規制緩和とあわせて行政が真っ先に取り組むべきは、こうした業界体質の抜本改善だった。そこが手つかずのままでは、値上げも再規制も、結局は弥縫(びほう)策の繰り返しにすぎない。



分かりにくい文章だ。要するに「行政」はタクシー業界にもっと介入し、
規制を強めて(何が基準かは知らないが)とにかくタクシー業者を潰せと主張している。
参入自由の原則の下で「新しいサービス」を提供する業者が生き残り、古い業者が退場する。
こんな「革命神話」(イノベーション?)を信じてきたが、「新しいサービス」は一向に出現しない。
「革命神話」の崩壊を認めると責任が自分達「革命神話」の扇動者に降りかかる。
それをなんとか「行政」側に転化しようとしてひねり出したのが産経の主張だ。
真犯人の苦しいいいわけだ。だから分かりにくく、矛盾だらけの文章になる。

社説はタクシー業界の歩合給中心の給与がいけないという。産経からこんな言葉を聞くとは意外。
東京ではどうか知らないが、地方では固定給化が徐々に進行している。
最低賃金法という壁が立ちはだかり。監督官庁の監視が厳しい中で、
最低賃金という固定給で暮らす運転手が急増中だ。

北交ハイヤーが運転手大量解雇へ 釧路新聞 2005年05月24日
 経営の行き詰まりなどから、道の地域別最低賃金(1時間638円)に見合う営業収入を得られない運転手に解雇予告をしていた釧路市堀川町7のタクシー会社「釧路北交ハイヤー」(土橋正幸社長)は25日、同社の運転手の大量解雇に踏み切る。関係者によると、これまで勤めていた運転手100人余りのうち、56人が離職するという。同社は4月25日から、個別の面談を進めるとともに、「長期間にわたり勤務成績が不良である」という趣旨の解雇理由証明書を手渡している。



長年タクシー業界はバトル・ロワイアルを強いられてきた。
タクシー運転手の生活はメチャメチャにされてきた。現実は厳しい。経済は悪化する一方だ。
そこにほのかな明かりが見えてきた。

自動車交通局長の通達はその証だ。

終り
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コメント

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コメントろろ | URL | 2008-07-15-Tue 14:26 [EDIT]
ケーキ屋さんの掲示板から参りました。

マスコミがいかに姑息かよくわかる記事でした。とても面白かったです。
コメントトロロ | URL | 2008-07-16-Wed 03:53 [EDIT]
ろろ さん

>マスコミがいかに姑息かよくわかる記事でした。とても面白かったです。

●励ましのお言葉痛み入ります。
のんびり書いていく積りです。
よろしくお願いします。
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