主に経済に関する積極財政派の覚書。
トロロの覚書
スポンサーサイト
-----------  CATEGORY: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ページトップへ
改革主義者のたそがれ(2)
2008-07-13-Sun  CATEGORY: 未分類
■新しいサービス

日経の記事を読むと分かる通り、マスコミ関係者は総じて今回の措置に批判的だ。
健全な競争を通じた顧客利便の向上という規制緩和の趣旨がさらに後退する可能性がある
とか「今回の規制は作業部会の結論や法改正を待たずに局長通達で規制を広げる形で、批判が出そうだ。」と
まるで「規制反対」を訴えるための記事のようだ。
産経新聞などは早々と7日の社説(主張)で反対を打ち出している。

タクシーに関する規制緩和が実施されてから6年ほどの長い時間が経つ。
この間「顧客利便の向上」は実現しているのか。もしその「萌芽」でも認められるならば規制緩和を継続する意味もあろう。
産経の「主張」がその例として挙げているのが「タクシーを拾いやすくなった」ことだという。タクシーを必要とする人が増えない、あるいは経済活動が停滞する中で、供給の側が増えれば「タクシーを拾いやすくな」るのは当然。増車がなくとも実車率が低下すれば空車が増えるので「タクシーを拾いやすくな」るのはこれまた当然。サービス向上でもなんでもない。

古い話だが2004年11月17日産経は《【ズームアップ】「逆特区」申請 「タクシー台数制限」規制緩和の流れに逆行》と題する東北総局所属記者の署名記事を載せた。この記事にはこう書かれている。

規制緩和による競争は、どれだけ一般ユーザーのサービス向上につながるかが最大のポイントだが、仙台ではこうしたサービス競争はまだ、始まったばかりだ。
 市内では規制緩和で通常の半額三百四十円という初乗りタクシーが登場したほか、さらに近隣の自治体でも、病院に診察券を出してくれたり、買い物代行をしてくれるタクシーが人気を集めるなど、サービス多様化は動き出している。逆特区はこうした動きの芽を摘みかねない。


これらのサービスは4年後の今日どうなっているだろうか?
診察券出しには便利屋が進出した。何件もまとめて受注するのだから料金面でタクシーには太刀打ちしようがない。
買い物代行はスーパー自身が始めた。それも無料ないしはタクシー料金よりはるかに安い料金で。
最近では飲み屋や調剤薬局まで、いや病院までがお客さんを無料送迎する。それが時代だ。
世間知らずで、洞察力に欠ける坊ちゃん記者氏の甘っちょろい「予測」は見事に外れた。

結局残されたのは「タクシー料金の値下げ」のみ。これが赤裸々な現実だ。

続く
スポンサーサイト
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL


余白 Copyright © 2005 トロロの覚書. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。